開業前の事前準備

理想とする歯科医院を開業するために

勤務医の方にはさまざまな夢や理想があるでしょう。実は、開業するために大切なのはそういったイメージを持つことです。開業への第一歩は、まず自分が院長になったときにどんな歯科医院にしていきたいかを考えることから始まります。こちらのページでは、将来的な開業を考えている方が、今から始められる事前準備について紹介します。

開業のイメージを具体的にしましょう

開業したいという想いを持っている方は、次に「1日20人以上治療できる歯科医院にしたい」というように具体的な数字で考えてみましょう。たとえば1日20人の治療だったら担当医をもう1人増やさないと診療時間内に治療できないという結論にいたります。そうしたらドクターの増員が必要です。2人で診療できるとなると同時診療が可能になるので、ユニット数を増やしたほうがいいかもしれないという考察をすることができます。

広さ・ユニット数・1日の患者数の目安
15坪 2~3台 32~48人
20坪 3~4台 48~64人
25坪 4~5台 64~80人
30坪 5~6台 80~96人

このように売上目標や診療方針、必要なスペースによって、設置すべきユニット数は異なります。イメージをふくらまし、具体的な数字で考えることで開業への道筋はより明確になるはず。その後の動きもよりスムーズになることでしょう。

ご自身の特徴を理解しておきましょう

「自分は小児歯科が得意だ」「自費診療を多く経験してきたので自信がある」など、それぞれの先生によって得手不得手があります。小児歯科が得意なドクターであればキッズスペースを設けて、子ども向けの治療を中心にしていくことができますし、自費診療を増やしたい場合は、歯科用CTなどの設備を整えることを念頭に入れておかなければいけません。

ご自身の意向や得手不得手が医院の方針となり、PRするポイントとなることを意識しましょう。医院の方向性を決めるのは“将来的に院長になるあなた”の役目なので、開業前の勤務医として働いている段階からそういった思考を持って働くことが、のちの準備につながります。

「チーム医療」の考えを持ちましょう

昨今、「チーム医療」の考え方が広く浸透してきました。どんなに優秀な方が医院を開業しても、院長1人でできることはかぎられます。そのため、医療環境のモデルのひとつとして「医療従事者がお互い対等に連携することにより患者さんに有意義な治療が実現できる」という考え方が主流になってきています。

将来的に医院の経営者となって多くの先生やスタッフを雇用する立場になるにあたり、それぞれのメンバーの長所と短所を把握し、みんなで協力することで自身の医院の存在価値を高めていくという考え方を開業前から養っておくことが重要です。

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